とろけるプリンじゃないやつが食べたい

初夏

しつこいかもしれないけれど、夏になって店で桃を目にする度に
「桃が大嫌い。味も匂いも本当に大嫌い」
と何度も聞かされたことを思い出す。

嫌いなのはしょうがないと思った。無理に好きになってもらおうとも思ってなかった。
だけど何度も嫌い嫌いと聞くうちに、だんだんお前の事も大嫌いだと言われてるように聞こえて悲しかった。


桃と私じゃ全然違うじゃんって割りきれなかった私が心が狭かったんだろうか、

許せなかった私が悪かったんだろうか、






そうやって一つ一つは小さくても、積み重なっていって、消えてはくれない。

しかもその小さな事はどこにでも散らばっていて、いちいち振り回されてしまうの本当に馬鹿みたい。



あーー馬鹿みたい。